採用・転職

【面接の逆質問でお悩みの方へ】面接での逆質問の良い例とダメな例をお教えします!

逆質問はどうすりゃいいの?

「面接での逆質問って何を聞けばいいか分からない」
「逆質問で面接官から評価されたい」

質問を聞かれまくる面接において、逆質問は自分が逆に質問を行う特殊な状況です。
面接の最後に行われることが多く、どうすればよいか分からないとお悩みの方もいるかと思います。

この記事では、年間500名以上の新卒・中途採用面接を行う私が日々の面接の中で感じる、逆質問の良い例とダメな例をお教えいたします。

逆質問の良い例とダメな例をしっかりと頭に入れて、準備すれば逆質問で失敗することもないでしょう。
ぜひ活用してみてください。

【ダメな例 その1】逆質問をしない

逆質問なし

時々面接をしていて言われることがあります。
「特に質問はありません」

真意は分かりませんが、面接官からすれば「うちの会社に興味ないんだな」と思わざるを得ません。

そして、私はさらにこう思います。

『採用面接を受けている状況において「特に質問はありません」と回答する方が、仕事で顧客と接する場面できちんとコミュニケーションが取れるのだろうか?』と。

逆質問なしは本当に辞めてください。論外です。

【ダメな例 その2】質問はせず自己PRをする

質問はせず自己PRをする

面接官はあくまで「質問をしてください」と依頼しています。
その返しとして自己PRをすることは、【ダメな例 その1】で示した通り、「逆質問はない」と言っているようなものです。

また、そもそも面接官の依頼にも応えられておらず、日本語が理解できていないのでは?空気が読めないのでは?と思ってしまいます。

自己PRをしっかりと行いたいのであれば、面接の回答に織り交ぜていきましょう!

【ダメな例 その3】福利厚生やワークライフバランス

福利厚生やワークライフバランス

福利厚生やワークライフバランスが気になることは非常によく分かります。

これを確認せず転職することは確かに愚かですが、面接の最後の逆質問で聞くべき内容ではありません。
会社や業務内容より福利厚生が気になっていると理解されてしまい、志望度の高さを感じることができません。

福利厚生やワークライフバランスを聞くタイミングは、「内定以降」です。
内定=入社ではありませんから、内定が出たらこちらが福利厚生やワークライフバランス、給料などの待遇面を思う存分聞けばいいのです。

【ダメな例 その4】調べればすぐに分かること

調べればすぐに分かること

それなりの規模の会社を受ける場合は、その会社のホームページやSNS、ニュース記事ネットで検索すれば情報はすぐに出てきます。
これくらいのリサーチをすれば出てくる情報を逆質問で聞いてしまうのはナンセンスです。

「全然調べてません!」と言っているようなもので、準備不足が露呈します。

そして、これを聞いてしまう方は非常に残念な方で、「調べればすぐ分かることを聞くと、準備不足が面接官に露呈してしまう」ということに気付くことができない方とも言えます。

つまりは自分を客観視できていないのです。
そのような方が仕事をうまく組み立てられるのか、甚だ疑問です。センスを感じません…。
※辛口でごめんなさい!

【ダメな例 その5】質問数が多すぎる

質問数が多すぎる

逆質問の内容も大事ですが多すぎるのもまた問題です。

それだけ気になるのなら事前に調べないのかな?と思います。

個人的に逆質問は、1〜3つほど質問できれば問題ありません。

面接官も面接ばかりしているわけではありません。
面接後には別の面接が予定されているかもしれませんし、会議が入っているかもしれません。
そのような時間が限られている中で面接官のスケジュールも鑑みず質問するのは、相手のことを全く気遣うことができません。

顧客に対しても何の気遣いもできない方なのかなと思われてしまうため、NGです。

次の段落から逆面接の良い例をご紹介します。

【良い例 その1】事前に調べ仮説を立てて質問

調べて仮説を立てて質問

すぐに調べれば分かることを聞いてしまうことはNGですと先ほどお伝えしましたが、予め調べた上で自分で仮説を立て、質問をすることは良い逆質問と言えます。

例えば、「同業他社と比較して貴社の売上セグメントは○○分野の割合が多いとお見受けしましたが、そもそも貴社が○○事業を創業期から行っているため、他社にはないナレッジやノウハウが蓄積されていることが理由かもしれないと考えましたが、何か理由はございますでしょうか。」

このように質問すると、①まず、当社のことを調べてくれている。②分からないところを聞くだけではなく、理由を自ら考えている。
この2点をアピールすることができます。

上記①からは、志望度の高さを伺い知ることができます。
また、上記②からは、何か分からないことがあっても自分でまずはなんとかしてみるという自走性やオーナーシップを感じることができます。

このように志望する企業をしっかりと調べ、その理由を自分なりに考えることから始めてみましょう。

【良い例 その2】調べても出てこない内部事情

調べても出てこない内部事情

会社・業務内容についての情報や会社で働く人の情報を調べてみたがそこに記載されていない情報があった場合には、ずばり聞いてしまってもよいです。

ただ、ちょっと調べれば見つかるような内容は、絶対にやめてください。
それでは、上記で説明した「調べればすぐに分かること」に該当します。

ここでおすすめなのは、その面接官についての質問です。
面接官についての情報は世の中に公開されている場合が少ないため、「面接官がどうしてその企業を選んだのか」「面接官が考えるその企業で活躍する人材や仕事への取り組み方」などは無難といえます。

あくまで無難と言えるレベルなので、NG質問をするよりはベターという程度でご理解ください。

【良い例 その3】自分のスキル・ビジョンを踏まえて質問

自分のスキル・ビジョンを踏まえての質問

自分が持ち合わせている資格やスキル経験を活かすために○○業務で貢献したいと考えていますが、同様のキャリアを歩まれている方はおりますか?

このように自分が持っているスキルや経験をアピールしつつ、具体的にどう頑張りたいかを考え伝える質問も仕事への積極性や志望度の高さを感じられて良いです。

あまりに的はずれな経験やスキルを挙げてしまうと何も調べられていないと面接官にバレてしまうため、事前準備はしっかりと行いましょう。

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