簿記2級

簿記2級独学勉強法④「問題集の進め方」

「ABC勉強法」で問題を振り分ける!

簿記問題集のための勉強法というよりは、受験勉強時代から問題集を解く際に私が行っていた方法です。

①まずは問題集を解く

②答え合わせをする。
 この時、その問題の解いた感想を「A/B/C」の3段階で振り分けし、問題の横に書き込む

 A:正解した問題。もう二度と解かなくても大丈夫!同じ問題が出てきても必ず正解できる問題。
 B:正解した問題。だが、同じ問題が出てきた時に正解できる自信なし!また復習すべき問題。
 C:不正解の問題。復習が必要な問題。

③2周目以降は、上記の「B・C」の問題のみ解く。
 時間がなければ、B問題は解法のみを頭に思い浮かべ連想するだけでもよい。

④全ての問題が「A」になれば、問題集終了。

おそらく全ての問題をAにしようとした場合、問題集を4〜5周ほどする必要があります。
これは個人差があるので、目安程度に思ってください。
ただ、1周目は全ての問題を解く必要がありますが、2周目以降は「A」となる問題が増えますから、1周あたり費やす時間は徐々に減少していきますので、ご安心ください。

「結局何が理解できていないのか」という観点で解説を見る。

こちらは解説の読み方について。

簿記の問題は、数学の問題に似ていて、一つ一つの論点の正解を積み上げていって完全正解となるパターンが多いです。

例えば、簿記2級の大問2でよく出題される損益計算書を完成させる問題では、①たくさんの仕訳をさせた上で、②これを決算前の残高と足し引きさせて、③損益計算書に記入する。
という3段階のステップを経て、正解となります。

この時に、ただ損益計算書に記載された値が自分の回答と異なる場合、どの段階のどの要素で間違えたかを個別具体的に分析すべきです。

そもそも与えられたお金の動きが仕訳に変換できていない。
仕訳はできているが、計算ミスを犯している。
仕訳はできているが決算前の残高とうまく計算できていない。
損益計算書の記載箇所を間違えている。
損益計算書自体の合計の出し方を間違えている。

とまぁ、いろいろな間違え方があります。

これをちゃんと細かく確認して、自分は何が理解できていないのか、どういった場面で間違えを犯しやすいのかを客観的に分析補うように復習すべきです。

そもそも仕訳ができていない場合には、だいぶ基本がおろそかになっていると思いますので、インプットのフェーズにまで戻って、ふくしま先生の動画を再視聴するor参考書を確認することをすべきです。

損益計算書の記載箇所を間違えているのであれば、そもそもの損益計算書の構造を理解していないわけですから、損益計算書の書き方・記載順を再度確認すべきです。

ここまで丁寧に間違えた問題を振り返ってこその正誤確認だと思いますので、できるだけ丁寧に間違えた箇所は見直しして、復習してください。

問題集は数多く解けば良いというものではありません。
ある時に正解できなかった問題が、次に演習する際には解けるようになっていることが問題集をこなす目的ですから、この大目的をお忘れなきようお願いいたします。

スキマ時間を有効活用する

仕事もして、育児もしてという環境の中で簿記学習を行う際、日によっては問題集を開く余裕や気力、体力が無いこともあります。

そんなときはスキマ時間を利用して1問で良いので、仕訳問題だけでも構いませんから何らかの簿記の問題を解いてください。

そんなスキマ時間を利用するのにぴったりなアプリがパブロフには用意されています。

パブロフ簿記3級lite
https://apps.apple.com/jp/app/id466797761

パブロフ簿記2級商業簿記lite 
https://apps.apple.com/jp/app/id468946662

パブロフ簿記2級工業簿記lite 
https://apps.apple.com/jp/app/id504102949

紹介しているのはlite版でして、完全版は有料となっております。
私は上記3つのアプリは全て購入しスキマ時間で仕訳問題を解いておりました。
スキマ時間で学習するのに適している作りになっていますので、ぜひこちらを購入いただき、ご活用ください。

お金をかけたくないという方は、仕訳問題とその回答の写真をスマホで撮影し、それを眺めて問題演習するだけでもスキマ時間の有効活用につながると思います。

ご不明点ありましたら、コメントいただきましたら回答いたします。

本日もありがとう存じました!

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